猫は可愛いです。
猫は全体でも可愛いですが、部分部分でも可愛いです。
猫は可愛いの寄せ集めで構成されている生き物だと思います。
さて、そんな可愛い猫の可愛いパーツの一つと言えば、肉球。
肉球型の足跡は、猫のトレードマークとも言えるほど、猫=肉球が素敵な生き物として世間一般でも認識されているのではないでしょうか。
猫の肉球についてもっと知りたい
硬い肉球と柔らかい肉球
猫の肉球は、プニプ二と柔らかくて、何とも愛らしい部位ではありますが、中には硬い肉球を持った猫もいます。
いわゆる外猫の肉球は、家猫の肉球と比べて少し固め。
というのも、家猫は基本的に柔らかい床の上を歩くため、肉球はやわらかいのが普通で、多くの人が猫の肉球が柔らかいと認識しているのは、日頃肉球を触れる機会が圧倒的に家猫の方が多いからと思われます。
外猫は、夏には暑いアスファルトの上を、冬には冷たいコンクリートの上を歩いたりするので、皮膚が厚くなるため、堅めの肉球となるわけです。
人間でも素足で外を歩いていると、いつの間にか足の裏の皮が厚くなって、裸足で歩くのも苦痛ではなくなったりするのと同じです。
肉球の色と毛色の関係
イラストなどで猫の肉球を描く場合は、柔らかなピンク色で塗ることが多いですが、実際に猫の肉球を観察してみると、想像以上に個性があって面白い世界です。毛並みと同じように模様があったりシミが有ったりするわけで、肉球の色は、毛並みの色とも関係しているようです。
また人間を例に挙げてしまいますが、人間の肌の色と同じような感じで、白猫はピンク、黒猫は茶褐色の肉球だったりするようです。
猫の肉球は何のために付いているの?
衝撃吸収
肉厚な肉球は、高い所から着地した時に、クッションの役割をして、猫の受ける衝撃を和らげてくれます。猫が高い所から飛び降りても平気な理由の一つと言えるでしょう。
消音効果
猫が獲物である小動物などに近づくためには、獲物に気付かれないように、なるべく静かに近づきます。猫には肉球があるため、相手のギリギリ近くまで忍び寄ることができるというわけです。
滑り止め
肉球は汗をかいてしっとりとしていることがあります。汗をかいてしっとりさせることで、例えば車のボンネットなどのようにツルツルとした場所の上でも、滑らずにあるくことができるようになっています。ちなみに猫で汗をかくのは肉球部分のみ。やはり身体というものは、機能的にできているものですね。
ちなみに汗と言えば体液の一部、ということで足の裏に汗をかけば、歩きながらにマーキングをしているとも言われています。
肉球をお酢と爪が出る
猫の肉球を押すと、日頃は収納されている爪がニュッという感じで出て来ます。爪を切る際などに覚えておくと便利です。
猫と肉球のまとめ
・肉球にはクッションや滑り止めなどの役割がある
・毛色によって肉球の色も違う
・汗をかくのは肉球だけ
・押すと爪が出る