猫と一緒に暮らす上で切っても切れないのが猫のトイレ問題。
猫のトイレのしつけは比較的簡単なのですが、猫が時々やってしまうスプレー行動は、非常にニオイがキツく、猫と一緒に暮らす人を悩ます大きな問題の一つであったりもします。
臭いオシッコをするのはオス猫
猫のオシッコの中でもとりわけ臭いのが、オス猫のするオシッコで、いわゆるスプレー行動と呼ばれる、縄張りのためのマーキングを行う際にするオシッコ。
猫自体にはそれほどニオイはないのですが、独特なニオイなので、人によっては猫のニオイ=スプレー行動のオシッコのニオイ、と思っている人も多いのではないでしょうか。
この強烈なニオイによって、猫は自分の縄張りを主張したりするそうで、そのため新しい家具などが標的となりやすいようです。
スプレー行動の防止方法
スプレー行動をするのは猫の本能。ということで、猫にスプレー行動をやめさせようとするのは難しいようなので、猫と一緒に暮らしはじめたら、ある程度は覚悟しておかないといけないものなのかもしれません。
急な環境の変化をなるべく避ける
一般的に猫がスプレー行動をするのは、精神的に不安定になっている時だと言われていて、新しい場所に引っ越すとか、大きな環境の変化が引き金になることがあるようです。フェロモンなどを利用して猫が安心感を得られると、スプレー行動が収まる場合もあるようです。
避妊・去勢する
去勢されていない猫はスプレー行動を頻繁におこなうので、早めの去勢がスプレー行動の防止に効果的です。
オシッコ対策をする
猫はスプレー行動をするものと割り切って、防水シートなどで対策をしたりするのもストレスが少なくて良いと思います。特に布団や毛布などは、オシッコをされてしまうと非常に悲惨な状態になるので、防水カバーなどで対策しておくのも良いのではないでしょうか。
特定の場所でのスプレー行動を繰り返す場合は、アルミ箔を敷いておくと猫が嫌がってスプレー行動を止める場合もあります。
猫がオシッコをしてしまった場合の処理
猫がスプレー行動をしてしまうと、強烈なニオイでかなり精神的にダメージを食らってしまいますが、そのまま放置しておいてもニオイは残ってしまうので、早めの対策でなるべくニオイが残らないようにしたいもの。
基本的な処理の方法としては、オシッコをされたら、なるべく早めの対策をすること。
早めの対策をすることで、オシッコが染み込まないうちに対策ができるだけでも大きく違います。
水洗いできるものは、洗濯してしまう。
水拭きできるものは、洗剤などを活用しつつしっかりと拭き取ることで、かなりニオイを消すことができると思います。
消臭スプレーを使う
基本的ではありますが、猫がオシッコをしてしまったら、その場所を濡れ雑巾でよく吹いて、乾かした後に消臭スプレーを吹きかけるのも事後処理として効果的です。