猫は高い場所が好き。
そして高い場所から飛び降りても、軽快な身のこなしで見事に着地できます。
屋根から飛び降りたりしても平気な姿を見ると、どんなに高くても平気なように思えますが、猫だって生身の生き物ですから、高さが平気と言っても当然、限界があります。
猫が高い場所から落ちて骨折などの怪我をすることも珍しくないようで、猫が転落して怪我をしたり、死んでしまったりする事故も非常に多いようです。
では、猫は一体どれくらいの高さまで平気なのか?そして高い場所でも平気な猫がどうして落ちてしまうようなドジを踏んでしまうのでしょうか?
猫が落ちても平気な高さ
猫が落ちても・・・というよりは、猫が飛び降りても平気な高さはせいぜい二階程度の高さだと言われています。それも、猫が体勢を整えて自らの判断で飛び降りた場合で、不意打ちなどでお慌てて飛び降りた場合は二階からの高さでも体勢が整わずに怪我をしてしまうこともあるようです。
建物や地面の状態にも依るようですが、通常は三階以上の高さから落ちると、死んでしまうほどの大ダメージを受けることが多く、十分な体勢が整えられないことや、衝撃に耐えられないなどが理由になるようです。
つまり、三階以上の高さで猫と暮らしている人は、猫が窓から出てしまわないように注意する必要がある。ということでもあります。
さらに高いと生存率が上がる?
三階以上の高さから落ちると死んでしまうことが多いようですが、さらに高い場所で7〜8階程度の高さ以上になると、助かるケースが増えるなどと書かれた本や記事がたくさん見つかります。
その理由としては、高さがあると、落下中に充分な体勢が整えられる時間があることや、空気抵抗が増して落下スピードが落ちるなどの理由があるようです。
そんなわけで、猫が高い場所から落ちても助かったというケースが散見されるわけですが、高い場所から落ちてた助かったからニュースになっているだけだったり、地面が土や芝生などで柔らかかったり、木などのクッションになるものがあったり、地上からの吹き上げが強かったりなどの色々な好条件があったからこその生存ではないかと思ったりします。
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いずれにしても高い場所から落ちて一命を取り留めたとしても、身体へのダメージは大きく、打撲や骨折や背骨のズレなど大けがをしてしまうのは間違いないようです。
Photo via:http://www.afpbb.com/articles/-/3042876?pid=
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猫が転落する理由
3階以上の部屋で暮らしている猫でも、部屋の窓を開けっ放しにしておくと、平気で窓の外へ出たり、手すりの上を歩いたりします。
見ているこちらとしては落ちてしまわないかヒヤヒヤしてしまうものですが、当の猫自身はまったく高い場所が恐くないようです。そこはバランス感覚が発達した猫なので、手すりほどの幅があれば、大きな道路を歩いているような感覚で歩けるのかもしれません。
最初はヒヤヒヤだったのも、日常的になると「平気なのね」とそのまま放置してしまうようになりますが、基本的には猫はベランダに出さないようにしておかないと、思わぬ事故を招いてしまうことになりかねません。
猫が転落する理由:驚く
猫は警戒心の強い動物ですから、予期せぬ自体が起きると、慌てて行動しようとします。
例えば、犬などに吠えられたり、食器などを落として大きな音がしたり、不意の来客だったり。そんな時に猫があわててしまい、ベランダの外へ飛び出してしまったりして、そのまま転落してしまうというわけです。
猫が転落する理由:滑る
自然界では、岩場や木の上であれば、猫の鋭い爪が引っ掛けられるので、仮に驚くようなことがあって体勢を崩したとしても、そうそう滑り落ちるなどは無いようですが、手すりなどは、アルミなどでツルツルしている場合がほとんど。
しかし、猫にとっては材質などはほとんど意識することが無いので、木の上などと同じような感覚で歩いているのかもしれません。そんな時に驚いた拍子にバランスを崩してしまったりすると、爪が立てられずそのまま転落、というパターンも多いようです。
猫が転落する理由:運動不足
野生で逞しく暮らしている猫は、日頃から鍛えられていたりするのに対して、家で暮らしている猫は運動不足。人間でも日頃から運動している人と全くしていない人では身体のキレが違うように、猫だって日頃からゴロゴロしていれば身体が訛ります。
そうなると、咄嗟の際に、軽い身のこなしができず、転落してしまうことも大いに考えられることだと思います。
猫の転落を防止する方法
実際問題で、家猫の場合、猫が転落してしまうような事故は非常に多いようで、ネットを検索しても転落させてしまった話が沢山見つかります。
事故を防ぐためにためには
・猫をベランダに出さない
・手すりが滑らないような工夫をする
・転落防止ネットの設置
などが基本的な転落防止対策となると思います。
ウチの猫は大丈夫などとは思わずに、日頃からしっかりと猫の転落を防止するための対策をしておきましょう。