猫が好きなこと、それは食べる事。
パクパク、モリモリと食欲旺盛なのは元気な証拠で、ごはんを美味しそうに沢山食べる姿を見ていると、嬉しくなってしまいます。
しかし、いくら食欲旺盛でもごはんをあげれば、あげただけ食べてしまっては、肥満猫になってしまいます。
デブ猫はその見た目がとても愛らしいのですが、人間が太り過ぎは健康に良くないのと同じく、猫にとっても良くないことなので、食べる事が好きな猫でも、身体のために、体重管理はしっかりとしておきたいところですね。
というわけで、よく食べる猫には避けられない問題の、肥満についてまとめてみました。
猫の肥満の基準
一般的な猫の平均体重が3kg〜5kg程度で6.4kg前後あたりが肥満の目安になるようですが、猫の種類によっても大きさがまちまちなので、通常は、適正体重の15%以上が目安にするようです。
体重が6.4kgを超えたら肥満だと言われています。
もしも愛猫が肥満だと言われたら(花王ペットサイト)
ペットのダイエット等を指導する日本ヒルズ・コルゲート株式会社の調べによると、約45%以上が肥満または太り過ぎという結果だったそうです。
猫の適正体重の調べ方
肥満かどうかを把握するのに基準となる適正体重はどうやったら調べられるのか?
通常は、成熟してから1年以内の(避妊、去勢手術を実施した場合はそれまでの間)体重を適正体重としています。もし今1歳前後の猫を飼 われている場合は、今の体重を覚えておいて下さい。一般的には、健康な家猫の非肥満時の体重は3.5kg~4.5kgで、ほとんど例外はありません。
マスナガ動物病院
というわけで、1歳の時の体重が基準となるようですね。1際の時の体重がわからなければ3.5kg~4.5kgあたりを一つの基準として考えれば、余程の巨大猫とかでなければ間違いないとのこと。
猫の肥満と病気
人間と同じく、肥満になると様々な病気の誘因となってしまいます。
肥満が原因でなりやすい病気
・糖尿病
・皮膚病
・肝リピドーシス(肝脂肪)
・関節炎
肥満になると、身体への負担が大きくなるので、運動不足にもなりがちで、肥満→運動不足→太る→運動不足という悪循環に陥り易いので注意が必要です。
人間と同じく、糖尿病にもなりますし、太って身動きが苦しくなると、グルーミングもままならくなってしまい、それが原因で、皮膚病などにもなってしまうこともあるようです。
さらには、重い体重を支える膝や腰などへの負担も大きくなり、関節炎にもなるとのことで、肥満がいかに猫にとって良くないことか伺い知る事ができます。
猫の肥満の原因と対策
猫の肥満の原因
・食べ過ぎ
・運動不足
・高カロリー食
・加齢
・避妊と去勢直後は太り易くなるようです
やはり決定的なのは、食べ過ぎ、過度のカロリー摂取、それから運動不足ですね。肥満は生活習慣が原因になっていることがほとんどなので、日頃から肥満に対して、きちんとした予防を心がけておく必要がありそうです。
猫の肥満の対策
・適正体重を知る
・人間と同じ物ばかりを食べさせない
・一日の食事量を決めて、一度に出す量を少なくして数回に分ける
・一緒に遊んであげるなどで運動させる
猫の肥満解消のためにできること
一般的には食事の量を減らすなどの対策が効果的のようですが、急激な減食は、健康のバランスを崩したり、猫にとってもかなりのストレスになると思います。
ネットで検索すると、猫のダイエットなどに関する情報が沢山ありますが、やはり人間の病気と同じで、素人療法ほど怖いものはありません。
このブログでは、それらの情報を敢えて載せていません。
というのも、いずれの方法で猫の肥満解消に取り組むにしても、必ず、専門医に相談して、方法や期間のアドバイスに従った取り組みをするようにお願いしたいと思うからです。
猫と肥満のまとめ
・適正体重をキープする
・適正体重は1歳時の体重で通常は3.5kg~4.5kg程度
・専門医に相談する
猫と肥満についての参考サイト
猫の理想体重の求め方 うちのこはでぶ猫??(猫専門病院の猫獣医による猫BLOG)
花王 ペットサイト 猫を知る ペットSOS 肥満
超デブ猫になる秘密と過食(マスナガ動物病院)