猫が好きな物、それは、ねこじゃらし。
猫を遊ばせる道具としての代名詞的な植物である、ねこじゃらしについてまとめています。
ねこじゃらしの基本情報
ねこじゃらしの正式名称は「エノコログサ(狗尾草)」と呼ばれるイネ科の植物。
漢字の名前の通りで、夏から秋にかけて、出来る穂が犬のシッポに似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)と呼ばれ、それがエノコログサという呼び方の由来になったようです。
猫はねこじゃらしを食べて良いのか?
ねこじゃらしは、実は「猫が食べて良い」とされる数少ない植物の一つです。
とは言え。好んで食べるようなものではないようですが、興奮してかじっているうちに食べることがあるようです。
猫は何故、ねこじゃらしに反応するのか
猫はねこじゃらしに反応してしまいます。
これは、猫が狩猟動物であり、本来の食料である、小動物のように、小さくチョロチョロとした動きには、本能的に反応してしまうからだとか。ねこじゃらしを見た瞬間に、狩猟動物のスイッチが入ってしまうからなのですね。
猫じゃらしを使って猫と遊ぶ方法
最初は小さく徐々に大胆に
ねこじゃらしを使って猫と遊ぶときには、最初は大きく動かすのではなく、ピクピク小さく動かしたり、止まったりして、猫の興味を誘います。
猫がねこじゃらしに興味を示すようになると、少しずつ動きを大きくしていきましょう。
コツは、小動物になった気持ちで動かすのが一番よいのではと思います。
人を攻撃対象にさせない
遊んでいるうちに猫が興奮してしまって、見境いがつかなくなり、引っ掻かれたり、噛まれたりで、思わぬ怪我をしてしまうこともあるかと思います、
そうならないために、人を攻撃対象にさせないための遊び方の解説が花王のページにありました。
人がおもちゃを動かすときは、猫が人から離れる方向に動かしてください。若い猫の場合は、自動で動くおもちゃを使ったり、遊び相手として、猫をもう1匹飼ったりするのもいいでしょう。猫が興奮しすぎないように注意しながら、楽しく遊んであげてください。
https://www.kao.co.jp/pet/cat/soudan/category10/003.html
ねこじゃらしと呼ばれる猫のおもちゃ
本物のねこじゃらしは夏から秋にかけて出来るもので、それ以外のシーズンは猫じゃらしは手に入りません。しかし猫は一年中遊びたいので、猫の為に、ねこじゃらしを入手するのも良いかと思います。
猫は遊ぶのが大好きで、何よりも、飼い主とのコミュニケーションは遊びの中で行われますから、猫じゃらしを使って、思う存分、狩猟の欲求を満たしてあげたり、運動をさせて、ストレス発散をさせてあげれば良いと思います。
アメリカの猫研究者か誰だか忘れてしまいましたが、暴れたり、壁をバリバリするなどで、いろいろな問題行動を起こしまくりの猫も、毎日20分程度一緒に遊んであげる事で、問題行動が無くなって良い猫になるとかいうお話も見たことがあります。
ねこじゃらし風の猫のおもちゃ
Photo via:https://www.necoto-interior.com/?pid=50411999
アメリカ製のねずみに似せた釣り竿型のオモチャです。
猫のおもちゃと注意
誤食の危険性
このような事故も有るようですので、オモチャ選びも丁寧にするにこした事は有りません。
ビーム式
ビーム式もあり、元気に反応する猫の動画などもありますね。
一応安全規格がありますから、それを通ったものなら大丈夫なのでしょうが、それでも光を覗き込むなという警告文がありますし、万が一と網膜が焼き付くと、視力は二度と回復しないなどので、僕は使いませんし、お勧めもしたくありません。
ねこじゃらしまとめ
まるで猫のために生まれたと言っても過言ではない、ねこじゃらし。
猫はいろいろと食べてはいけない植物がある中で、ねこじゃらしは食べても問題ないというところに、自然の不思議を感じたりしますよね。
しかし、残念ながら、自然のねこじゃらしは夏から秋にかけての季節限定品。しかも種が散らばりますから、家猫さんには与えたくないかもしれません。
それでも、猫が大好きな、ねこじゃらしですから、猫じゃらしを模した、オモチャも沢山あります。ただ遊ぶときには誤食などしてしまうようなので、遊ばない時は、猫が見つけられない場所に置いておくのが良いようです。
大好きなねこじゃらしで、大好きな飼い主と一緒に思い切り遊ぶ。猫にとっては幸せなのは間違い有りませんね。