猫の好きな食べ物、それは鰹節。
「猫に鰹節」などの諺があったり、鰹節をかけたご飯を「ねこまんま」と呼んだりすることからも判るように、猫は鰹節が大好きです。
しかし、猫が大好きだからと言って、鰹節は無闇矢鱈に与えても良いものではないらしく、猫に鰹節を与え過ぎない、ということを猫と暮していく上での必要な知識として、飼い主は知っておく必要があるようです。
猫に鰹節を与え過ぎてはいけない理由
猫用鰹節などでも「猫に与え過ぎないよう」に注意書きがされているものがあったりして、猫には鰹節を与え過ぎてはいけないようです。
鰹節に含まれるリンなどのミネラルが、尿路結石になりやすい成分のようで、猫の健康に対してあまりよくない、というのがその理由とのこと。
「それと塩分でしょ!」と思うかもしれませんが、実は鰹節には塩分はそれほど多く含まれておらず、猫に鰹節を与えてはいけない理由ではないようです。
猫と鰹節にまつわる諺
猫に鰹節
猫のそばに、その好物の鰹節を置くこと。油断できないこと、危険であることのたとえ。「デジタル大辞泉」
猫が肥えれば鰹節が痩せる
鰹節を食べて猫が太るにつれ、食べられた鰹節は削られて細くなっていくという意味から、片方が得をすれば片方は損をするということ。「成語林 故事ことわざ慣用句」
猫と鰹節にまつわる浮世絵
Photo via:http://www.konekono-heya.com/ukiyoe/katsuobushi.html
猫に関する作品を数多く残したことで知られる江戸時代に活躍した浮世絵絵師の歌川国芳も、猫と鰹節をモチーフに作品を作成しています。
ねこまんま
ご飯に鰹節をかけたものを「ねこまんま」と呼びます。
地域によっては、ごはんに味噌汁をかけたものを、ねこまんまと呼ぶこともあるようです。
ねこまんま基本レシピ
暖かいご飯に鰹節を適量ふりかけて、醤油で味を調整する。
贈答用高級鰹節
Photo via:http://nekobushi.theshop.jp/
猫のおやつに、贈答用高級かつおぶし。